2014年2月8日土曜日

snowboardのお話し...ソチ・オリンピック

(カナダ代表:セバスチャン・トータント選手)

いよいよ冬季オリンピックが開幕します。

snowboarderの自分にとって冬季オリンピックは,普通のオリンピックの何百倍も楽しみな4年に一度のイベントです。

なおかつ,今大会よりSlopestyleが正式競技に採用され,フリースタイル好きな自分には最高のご褒美となっています。

ただ,毎回うんざりするのは日本のテキト〜な報道です。

なぜ毎回「メダル候補」とか「金メダルが獲れる」みたいなウソの報道を垂れ流しにするのでしょうか?

今回のSlopestyleとHarfpipeでは確かにメダルが獲れるかもしれません。

でもそれは「最高に良くて銅」というのが正当な評価だと思います。

HarfpipeではFISが主催する大会に世界のTOP5~10はほぼ参戦していません。そこでいくら1位になっても年間チャンピオンになっても冬季オリンピックに限っては意味がありません。

Harfpipeに限って言えば,絶対王者ショーン・ホワイト(アメリカ代表・トリノ,バンクーバで2連覇)がおり,はっきり言ってショーンが自滅しない限り他の選手に「金メダルはない」と考えるのが普通です。

Slopestyleにしても角野選手がメダルを獲得できる可能性が十分にありますが,世界のTop5の選手たちとは技や競技構成の「完成度」に差があります。

報道では一発の超大技(トリプルコーク1620とか)があるからみたいな事を言っていますが,世界のTop5は大技(トリプルコーク1260や1440)をレギュラースタンス,スイッチスタンス関係なく4方向で普通に,しかも完成度の高いもので決めてきます。

Slopestyleは2月6日に予選が行われ,角野選手は残念ながら決勝進出を逃して2月8日の敗者復活戦に回りました。まだまだチャンスはあるし,最高の滑りができれば今は遠くに霞みつつあるメダルにも手が届くはずなので頑張ってほしいです。

ちなみな私の金メダル候補(イチオシ)はカナダ代表のセバスチャン・トータント選手です。

とにかく総てにおいて完成度が高く,難しい技をものスゴく簡単そうに,華麗に,格好良くメイクしていきます。間違いなく世界で1位,2位を争うsnowboarderです。

アメリカ代表のトースタイン・ホーグモ選手が練習中の転倒で鎖骨を骨折して欠場したこともあり,金メダルに一番近い位置にいると思います。



もう一人挙げるのならこの選手。カナダ代表のマーク・マクモリス選手です。

オリンピック前の大会(X-GAMES)で助骨を骨折して万全ではありませんが、彼も実力通りに滑れば,間違いなくメダル圏内です。

ピーツ・ピーロイネン(フィンランド代表)やチャズ・グルデモンド(アメリカ代表)など有力選手は他にもたくさんいますから,「終わってみれば...」という結果もあるかもしれませんが,明日の敗者復活戦,決勝ともに楽しみです。


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